私たちの意識はまだ長年の「土の時代」に縛られている?
2020年にスタートした「風の時代」(スタートと言ってもグラデーション的に変化している真っ最中!)
これまで長く時代をリードしていた(約200年)
「土の時代」とは (これまでの世界)
所有、地位、物質、権力、社会システムや教育システム、文化の保全など、
土地をベースに区切りをつけ、血統や伝統によって寄り集まり、そこに民族国家という抽象概念を結び付ける。
形があり、物質があり、土地があり、領土があり、価値は物質的なものにくっついていたので、価値を得ることは物質を所有することとほとんど同義でした。それが土の時代。
しかし
リード役は風の時代に徐々に移行しています。前提が変わると、価値のあり方も変わります。
風の時代(これからの世界)
情報、平等、自由、柔軟性、知性、精神性
思い出の写真がなくなっても、思い出そのものがなくなるわけではない!そこに価値を見出す感覚
さて、
私達の意識はまだ、長年の「土の時代」の価値観に縛られている、つまりは物質偏重なので、ちょっと感覚的につかみにくいところはあるでしょう。
それは、わたしたちは思い出を想起したり、アイディアを生み出したり、精神性を保ったり向上させたりするというときに、
物質的なものにものすごく頼ってきたということでもあるのです。
私たちが住む「日本」という国を豊かにする=自分を豊かにするために古来の「日本精神」を学び直すことがヒントになるのでは。
古来の日本精神とはなにか?
侍、桜、富士山、田畑の風景、いろいろなイメージを思い浮かべるかもしれません。
それらのイメージは、日本精神を呼び起こすためのノックのようなもので、それだけではなく
そのイメージにつながってやってくるもの。湧き上がってくるもの。
その言葉にし尽くせない感性・意志・思考に、純粋な価値がある!のです。
土の時代、人間の心の中の安定感・安心感は、土地や国家、所有物と結び付けられてきましたが、
風の時代になると、わたしたちの「安心感」は物質ではない 次のところに移動していきます。
安心感や安定感は精神の中にこそある。
なにを持っているか!ではなく、どんな精神状態を創れる力があるか!のほうが、確かさの基準になっていく。
土地に根ざした古い家が解体されて、わたしたちは今度は風の中に住むようになる。
例えて、それは遊牧民のようなものだとイメージしてもいいと思います。
心のなかに家があるので、
わたしたちはいつでも、どこでも、どんな環境にあっても、必要なときに自分の「家」を展開できるようになる。
いつでも風にのって、抽象レベルから具象レベルまで、あらゆるエリアを行き来できるようになる。
どこにいてもお気に入りのブランケットを広げてお昼寝を楽しむことができる☆彡
そんな「風の時代」の感覚に馴染んでいきたいと思うのです。